2020年11月4日水曜日

ビッグミントタブレット

私はタブレット菓子をよく食べている。タブレット菓子というのは、ミント風味の香料を人工甘味料と一緒に固めた錠剤型のお菓子のことである。フリスクとか、ミンティアとか、そういうやつだ。食べると脳が刺激されて集中力が上がる気がする。昔はガムをよく噛んでいたのだが、噛みすぎて顎が痛くなったのでやめた。

特によく食べているのが、トップバリュのミントタブレットという商品だ。箱ではなく袋に入っていて、ミンティアやフリスクよりも容器包装のプラスチック量が少なくちょっとエコな感じがする。
いつものようにスーパーに行ってみると、ミントタブレットの隣にビッグミントタブレットという商品が並んでいるのを発見した。通常版のミントタブレットよりも一粒一粒が大きいらしい。重量当たりの価格で比較するとこちらの方が少し安いようだ。私は喜び勇んで、ストロングとクールの2種類を購入した。

ミントタブレットとビッグミントタブレット(表)

早速開封して食べてみた。

......ん?こんな味だったっけな。

比較のため通常のミントタブレットを食べてみるが、やはり味が違う。ビッグの方は少し苦いように感じられる。食感もボソボソしているし、噛んだどきに鼻に抜ける清涼感もやや弱い。何か妙だ。裏面を確認してみた。

ミントタブレットとビッグミントタブレット(裏)

何と成分が違うではないか。ステアリン酸カルシウムが乳化剤に相当するのかどうかはよく分からないため置いておくとして、ビッグのストロングの方はカフェインが入っていない。クールはもっと違いが顕著で、甘味料の組成が全く違う。道理で味が違うわけだ。
更に見てみると、作っているところも違うようだ。通常のタブレットは日本のカバヤ食品が作っているが、ビッグミントタブレットは韓国のメーカーが作っている。韓国のメーカーの名前は出ていない。値段と大きさと味と食感と原料と製造メーカーが違うとなると、それはもう全く別の商品というべきではないか。大方、イオンの担当者が韓国メーカーのお菓子に目をつけ、ガワだけ変えて自社ブランドで売り出そうと考えたのだろう。「韓国だからよくない」「韓国製品は全部ダメだ」といった、相手してはいけない系の人みたいな主張をするつもりは毛頭ないのだが、騙された感じがするのは否めない。
安いからと言って書い続けるのも癪である。フリスクかミンティアに乗り換えようか迷っている。

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