2020年5月2日土曜日

「慰」考・改

注意: 性的。

中高生時代にえっちなことをほとんど考えなかった反動だかなんだか知らないが、ここ一年ほどえっちなことばかり考えてしまう。その結果として性に対する探究心が増した私は、種々のマスターベーションを実行した。ここではその比較を行う。

比較は次の観点から行う。S, A, B, C, Dの順に評価が高い。
快感: 得られる快感の強さ。評価が高いほど快感が強い。
持続: 快感が持続する長さ。評価が高いほど快感が長く続く。
手軽さ: 手間の少なさ。評価が高いほど手間がかからない。
コスパ: 費用の少なさ。評価が高いほど費用がかからない。
難易度: 快感を得るためにどれほどの習熟が必要か。数字が大きいほど難しい。
総合: 全てを加味したお気に入り度。評価が高いほど気に入っている。

[1] 包皮を上下させる
陰茎亀頭の包皮を、陰茎を擦るように上下させて刺激する。道具が不要で手軽であるが、快感を溜め込みにくく、いつの間にか射精していたという現象が起こりやすいのが難点である。射精を伴うため後始末にやや手間がかかる一方、射精時に分泌されるホルモンであるプロラクチンの作用によって性欲を減退させることができ、自慰を短時間で終えることが可能となる。
私が初めて知った自慰の手法がこれであるが、初めて行ったときはあまりの快感の弱さに拍子抜けし、初めての自慰はむしろ性への興味を弱める方向に働いた。

快感: C
持続: D
手軽さ: A
コスパ: S
難易度: 1
総合: C

[2]使い捨てオナホール
TENGAなどのオナホールに陰茎を挿入し、オナホールを動かすことで陰茎全体を刺激する。初めてTENGAを買った際は挿入口の小ささに戸惑ったが、慣れればスムーズに挿入することが可能である。[1]と違って快感を溜め込みやすいのが優れている。初めてTENGAを体験した際に、射精後に脳がじりじりと痺れるような深い余韻のある快感を味わうことができて感動したことを覚えている。とはいえTENGAは1つ500円くらいするためコスパが悪い。人肌に 温めるとより気持ちがよいが、これも少々手間である。
どうでもよいが、研究室で指導教員に声をかけられPCを咄嗟に開いた際、Amazonで注文したTENGAが発送されたという旨のメールが丁度メールボックスに届いてしまい、それを教員に見られてしまったという出来事があった。これは少々恥ずかしかった。

快感: A
持続: B
手軽さ: B
コスパ: D
難易度: 2
総合: C

[3]繰り返し使えるオナホール
5000円くらいで 、洗って繰り返し使えるタイプのオナホールも売ってある。使い捨てタイプのものより重量感がある。ローションは別売りだ。私はローションを買わず、お湯に水溶き片栗粉を加えて毎回作っていた。結構めんどくさいが、めんどくさいなりに気持ちがいい。
洗浄を可能とするため、中がパカりと開くようになっている。そのため圧力は自分の手で調整できるのだが、この仕組みが[2]タイプのものよりも深く持続する快感を可能にしている。
ローションでとにかくわちゃわちゃするため、お風呂くらいでしか実行できない。従ってPCでアダルトビデオ等を視聴するなどの操作を行うのは困難で、ここが最大の難点である。

快感: S
持続: B
手軽さ: C
コスパ: B
難易度: 3
総合: A

[4]ローションを使った亀頭への刺激
陰茎にローションを塗り、手でローション越しに亀頭を刺激する。自分の手で刺激するため、刺激の強弱に緩急をつけやすい。ローションまみれになるのは片手で済むため、成人向け漫画等を読みながらのマスターベーションもやりやすい。水溶き片栗粉の準備と処理が面倒なこと以外申し分ない。

快感: S
持続: B
手軽さ: B
コスパ: A
難易度: 3
総合: S

[5]ローターによる会陰部への刺激
陰嚢裏から肛門にかけて広がる、"蟻の門渡り"がある領域を会陰部という。会陰部に意識を向けながら性的興奮を感じれば、次第に会陰部がムズムズと火照るような熱い疼きを覚えるようになる。そこで会陰部にローターを当て、圧迫や振動を通じて体内にある前立腺を刺激するわけだ。快感自体は強くないが、射精を伴わないため長くまったりとした快感を味わうことができる。亀頭への刺激と組み合わせるのも良い。慣れればドライオーガズムも可能らしいが、その域に達することはできていない。
女性がローターを使うのと違ってローターに防水性は不要だ。従って数百円程度の安いものを使えば十分である。

快感: B
持続: A
手軽さ: A
コスパ: A
難易度: 4
総合: A

[6]乳首を触る
乳首が勃起したなら乳首を触ってみるのも悪くない。身一つでできる射精もしない自慰ということで、最も手軽で高コスパなものといえよう。とはいえこれ単体で体を満足させるのはなかなか難しい。
ちなみに、肛門に綿棒をちょこんと挿れて前立腺に意識を向けることで乳首の勃起を誘発するという小技がある。

快感: D
持続: A
手軽さ: S
コスパ: S
難易度: 4
総合: B

[7]肛門への挿入
私は思った。疼く前立腺を直接刺激できたらどんなにいいだろうか、と。
私は、エネマグラを肛門に挿れる方法を試してみることにした。だが、これは非常に険しい戦いだった。まず 浣腸して大便を出し切る時点で面倒臭い。エネマグラは存外太く、これを肛門に挿れるだけで四苦八苦だ。頑張って入れてもローションをたっぷり塗ったエネマグラは滑りやすく、すぐにぬるんと出てきてしまう。肛門からものを出す方が、肛門にものを入れるより数百倍簡単なのだ。言われてみれば自明の理だが、この当然の事実を私はすっかり忘れていた。
エネマグラはかなり上級者向けの方法だろう。セットアップが難しすぎて正直快感どころの話ではない。覚悟のない者は大人しく綿棒&乳首にするべきだ。
なお、性行為をしたことがない私の部屋に開封済みのコンドームの箱があるのはこれを試したためである。

快感: ?
持続: ?
手軽さ: D
コスパ: D
難易度: 10
総合: D

[8]催眠オナニー
催眠音声を聞いて行う自慰である。催眠状態に入ったあと、例えば術師に「あなたの腕はだんだん重くなっていく」と言われると本当に腕が重くなったような感覚がする。これと同じことで、術師に「あなたの頭の中にだんだんえっちな気持ちよさが広がっていく」と言われると本当に性的快感を覚えるようになってくる。催眠による感覚支配を利用して、性的快感を得るわけだ。
これで得られるドライオーガズムは、深く長い快感で素晴らしいものである。私は癒し系の音声をよく聞いている。これで性欲を満足させるとよく眠れるようになる。ストレス解消という面では最も効果がある自慰だろう。
難点はまず時間がかかることだ。深呼吸をして催眠誘導をして暗示を入れてとやっていくとかれこれ一時間くらいかかってしまう。それに集中力も必要である。暑かったり寒かったり鼻水が止まらなかったりお腹が空いていたりすると催眠オナニーどころではない。性欲のコントロールも難しい。えっちな妄想力を活用して性的快感を得るため、性欲がなさすぎると自慰にならない。かといって性欲が強すぎると催眠状態に入る前に興奮してしまって催眠誘導に集中できない。要するに、コンディションさえ良ければ素晴らしい効果を発揮するが、そのコンディションを整えるのが難しいということだ。
ちなみに「白衣の天使さんの幸せえちえち催眠はいかがですか?」(リンク先R-18)は名作である。

快感: A
持続: S
手軽さ: C
コスパ: B
難易度: 5
総合: S


私は大学入学を機に一人暮らしを始めたのだが、こうして様々な自慰行為を試してみて、一人暮らし最大のメリットはマスターベーションの自由度の高さにこそあるのではないかと思った次第である。

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