このように、思考というのは誠に川の流れのようである。「川の流れのように」といえば、アニメ「ヒナまつり」の第10話である。「ヒナまつり」は、超能力少女ヒナを主人公としたギャグアニメだ。7月ごろ「なまはげ」CMで興味を持って見始めた。主人公のヒナがクールボケとでもいうべき良い性格をしていて、すっかりはまってしまった。はまってしまったため、駒場の東大生協で原作1-3巻を購入した。私が購入したときは1-3巻しか置いていなかったのに、私が購入した途端に東大生協は「ヒナまつり」全巻を並べ始めた。東大生協はわかりやすいものだ。以前にも、「プリニウス」1巻を予約注文した際、それまで並んでいなかったのに途端に書棚に「プリニウス」全巻が並び始めたことがあった。その後も新刊が出るたびに「プリニウス」が入っている様子を見ると、私の他にも売れているのかもしれない(私は1巻しか買っていない)。みんなも東大生に布教したい本があれば積極的に生協で買っていくと良いと思う。
ところで、川といえば、世界最長の河川はナイル川である。アフリカといえば、最近アディスアベバにはまっている。アディスアベバとはエチオピアの首都である。アディスアベバにはまっているといっても、アディスアベバに行ったことはない。ただ、独り言で頻繁にアディスアベバと言っているだけである。これは、元を辿ればアニメ「こみっくがーるず」の影響である。「こみっくがーるず」は漫画家を目指す女子高生たちを描いた日常系アニメだ。これも主人公の「かおす」の卑屈さとひたむきさが同居する性格が良くてはまってしまった。その主人公が慌てたときに発する口癖が「あばばばば」である。「こみっくがーるず」を見ているうちに、この「あばばばば」が癖になってきて、自分の身に慌ているようなことが起こると、かおす先生の「あばばばば」が脳内再生されるようになってきた。それを繰り返しているうちに、頭の中で訛ってきたのか、いつの間にかアディスアベバに変化してしまった。そして元々の文脈から離れ、脈絡なくアディスアベバと言ってしまうようにまでなってしまったのである。ある日は朝起きるとアディスアベバと言い(これは、翻訳すれば「意識を再び取り戻した」の意味である)、別の日は包丁で指に切り傷を作ってしまいアディスアベバと言う(これは、翻訳すれば「絆創膏はどこだろう」の意味である)、という具合である。
この文章は流れといっても飛躍だらけだ。川の水もダムの放水時には飛んでいる。それと同じようなものである。読者の方も包丁の使い方には気をつけてほしい。
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