2020年6月26日金曜日

[R-18] レビュー: 催眠音声「耳奥触手姦」

注意: 性的な記述が含まれるため、18歳未満の方によるこの記事へのアクセスは禁止します。

今回もR-18催眠音声の話をする。またエロの話かと思われるかもしれないが、エロだろうがなんだろうが、自分がいいと思ったものはいいと主張していきたいのである。
ともかくそういうわけで、「耳奥触手姦」である。耳のプレイに特化した作品だ。

男性向け催眠音声のジャンルの1つに、女体化というものがある。催眠によって女性の体になったと思い込ませて、擬似的に異性の快感を味わわせるというものだ。普通の自慰では不可能な催眠ならではのプレイができることから、愛好家も多く人気の高いジャンルである。
しかしながら、この女体化モノの催眠音声は、一般に催眠にかかるのが難しいという弱点を抱えている。そもそも、性的快感のイメージをする前に女体化のイメージをしなければならないのだから、単純にステップ数が多くなってしまう。その上、女性の体になったと思い込まねばならない以上、催眠音声を聴いている間は自分にペニスがあることを意識してはならない。ところが、しばしばペニスが勃起してしまうという問題が発生する。従って、ペニスが勃起してもなおペニスはないものと思い続けられるほどの強力な催眠が必要になってくるのだ。
一方この「耳奥触手姦」は、男性にもある「耳」をヴァギナに見立てるという手法によって、女体化のプロセスを経ることなく女性的な快感を伝えることに成功した万人向けの名作だ。上記のような女体化催眠の問題点が克服されているため、催眠の難易度が低く幅広い人におすすめできる作品となっている。初めて聴いたときは、なるほどこのようなアプローチがあったのかと作者の発想に感動したものである。

この作品の長所をピックアップして述べていこう。
・声優がみもりあいのさん
この作品も、声はみもりあいのさんが担当されている。パッケージ画像こそはダークだが、みもりあいのさんの声のおかげで作品の雰囲気は柔らかである。

・汎用性の高い予備催眠
「耳奥触手姦」には、催眠音声を聴く前にリラックスを深めるための予備催眠のトラックが収録されている。この予備催眠は、「耳奥触手姦」以外の作品に対しても使える汎用性の高い作りになっている。時間は約10分と短めながら左右から双子が話しかけてくる濃密な催眠誘導を楽しむことができ、非常に使い勝手がいい。単体ではあまり深く入れなかったと感じる催眠音声があったとしても、事前にこれを聞いておけばきっと深い催眠に入れるだろう。

・耳舐めによる催眠誘導
「耳奥触手姦」では、催眠誘導とえっちパートを分離するのではなく、耳舐めしながら催眠を深化させるというプレイと誘導を一体化させた他に類を見ない手法が取られている。ASMR音声として楽しんでいるうちに、いつの間にか催眠に入り込んでいることだろう。催眠への入り方がわからない人が繰り返し聴いても飽きにくい構成になっていると思う。

・耳をヴァギナに見立てた個性的なプレイ
この作品最大の特色は、やはりタイトルにもなっている耳をヴァギナに見立てて耳に触手を挿入するプレイ内容であろう。暗示によって耳の性感を増幅させた後、触手によって敏感な耳を責め立てる。効果音の質が高く、耳がゾワゾワするようなASMRの気持ち良さが暗示で脳いっぱいに広がって熱い快感がずっと続く。これほどまでに深い没入感と共に挿入される快感を擬似体験することができる作品は、未だかつて出会ったことがなかった。耳は2つ付いているのだから、両方同時に責められた暁にはそれはもう素晴らしい快楽を味わうことができる。

このように、「耳奥触手姦」は斬新なアプローチによって女性的な快楽を楽しませてくれる快作だった。イチオシである。

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