2022年7月7日木曜日

投資信託とETFについて調べた結果まとめ

投資信託とETFに関していろいろ考えていた。私の場合、投資信託に主軸を置いた方がよいだろうというのが現在の考えである。今回検討したのは
・投資信託: SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・ETF: バンガード S&P 500 ETF(VOO)
だ。前者は信託報酬が年0.09%であるのに対し後者は経費率が年0.03%で、長く持つならETFの方が有利ということになる。また、上場している分、ETFは投資信託と比べて価格の透明性が高いという利点もある。
しかし、ETFは複雑なのが難点である。第一に、ETFは購入手数料こそ無料であるものの、売却手数料が0.45%かかる。先に挙げた投資信託は手数料が全て信託報酬に集約されており、買付手数料も解約手数料も無料である。第二に、ETFではドルの購入も自分で行わねばならず、為替スプレッドがかかる。この外貨両替の手数料を安くする方法も複雑で、住信SBIネット銀行の口座を開設し、一旦日本円をこちらに移して、住信SBIネット銀行で両替を行った後、これをSBI証券に戻すという手順を踏む必要がある。第三に、配当金の二重課税を防ぐために確定申告が必要となる。従って、配当金の再投資を実現するためには、銀行口座で受け取った確定申告の還付金を再びSBI証券に戻し、これを元手に手動でETFを買い付けねばならない。ついでに税金に関して言えば、どうやら譲渡益の計算の際に両替手数料が経費として入っていないように見受けられ、これも少々気に食わない。

ともかく、以上の点にさえ気を付ければ、理屈の上ではETFの方が良いはずだ。しかし、配当金は毎年発生するもので、今は確定申告ができたとしても、5年後、10年後ライフステージが変化した(本当に変化が生じるのかはおいておく)際にこなせる時間があるとは限らない。すっぽかしたとしても問題ないようにするには、やはり投資信託がよいだろうとの結論である。

ETFには、指値注文ができるという魅力がある。個別株は売りと買いでそれぞれ0.45%の手数料がかかるのに対し、上記のETFでは売却時にしかかからない。そこで、真面目な投資とは別の、短期で売買を繰り返して市場平均以上の利益を狙う遊びにETFを使おうと思う。要は丁半博打のようなものだが、胴元の取り分が0.45%だと考えれば、これほど割のよいギャンブルもないだろう。

※2022/08/13追記: SBI証券の投資信託では手持ちのクレジットカードで積み立てられることを知った。これならポイントが1%も貯まるから、明らかに投資信託の方が良い。ETFを買う理由は無くなった。それにしても、信託報酬が0.1%未満なのに1%(カードの種類によっては2%)もポイントを付与してどうやって儲けるつもりなのだろう。

※2022/08/18追記 クレジットカードでの積み立ては月5万円までの制限があるというカラクリだった。一方、S&P500インデックスファンドについて、年0.022%のポイントが付くということを知った。やはり、総合的に見て投資信託がお得と言っていいだろう。

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